NMB48の予備選で、元AKB48同士の決勝対決が実現した。藤江れいな(21)がブロック決勝で戦ったのは、梅田彩佳(26)。AKB48チームK、チームB時代のチームメートで、NMB48にも昨年、同じタイミングで移籍した仲間だった。顔を合わせると、お互いに笑いが止まらなくなり、笑顔のまま対戦。勝った藤江は、かわいらしくピョンピョン飛び跳ね、左手で豪快なガッツポーズを見せた。地元千葉で予備選と勝ち抜き、「今日はお父さんとお母さんがお参りに行ってくれていた。出身地の千葉で権利を得られたのはうれしい」と喜んだ。

 11年の第2回大会では、決勝で篠田麻里子に敗れ、準優勝だった。「私のじゃんけん大会の記録が2位なので、今回は塗り替えたいと思う」と、高らかに初優勝を宣言していた。

 予備選を勝ち抜いた7人のうち、ドラフト生が3人が入る大健闘だった。中でも、5月の第2回ドラフト会議で指名された堀詩音は、研究生予備選から勝ち上がった強運の持ち主。優勝の感想を問われると、「こんにちは」と天然回答。いきなり笑わせてファンの心をつかむと、「私…新人なのにすみません。皆さんと、ドラフト生の気持ちも背負って、横浜アリーナで頑張ります」と謙虚に健闘を誓った。ほかドラフト生では磯佳奈江、内木志も本戦出場権を獲得した。

 ほか上西恵、吉田朱里、鵜野みずきが本戦への切符を手にした。山本彩、渡辺美優紀、白間美瑠、渋谷凪咲は、AKB48との兼任メンバーとして予備選を免除されている。