AKB48柏木由紀(24=NGT48兼任)高城亜樹(23)17日にグループを卒業したタレント倉持明日香(25)の3人ユニット「フレンチ・キス」が、11月5日に解散することが20日、分かった。10月14日に最初で最後のアルバム「French Kiss(仮)」を発売し、11月5日にさいたまスーパーアリーナで1万人規模のラストライブを開催する。

 AKB48の人気ユニット「フレンチ・キス」が、活動5年で終止符を打つことになった。今月17日に倉持がAKBを卒業し、ソロのタレントに転身。それぞれ個人での活動が増え、実質的に3人でのアイドル活動が困難になる中、3人でじっくりと話し合い、今年の秋での解散を決心した。

 2010年9月8日にシングル「ずっと前から」でCDデビューしてから、計6枚のシングルをリリース。11年11月発売の4枚目「最初のメール」では、週間オリコンチャート1位を獲得するなど、清純派ユニットとして人気を博してきた。今年10月14日発売の“最初で最後”のアルバム「French Kiss(仮)」には5年間の楽曲を収録し、最後の新曲として、3人のハーモニーソングも収録する予定だという。

 ラストライブは「最後の瞬間までファンの方たちといたい」(高城)という、3人のたっての願いで開催が決まった。約1万人を動員する予定。柏木は「フレンチ・キスは、これまで私の夢をたくさんかなえてくれたのに、さらに、最後にアルバムとさいたまスーパーアリーナのライブ…。解散しても愛され続けるユニットになれるように、最後まで3人で頑張ります」とコメントした。

 AKBのメンバーによる、CDデビューをしたユニットは計6つ。渡辺麻友らの「渡り廊下走り隊」と宮沢佐江らの「DIVA」は、昨年に解散。いずれもメンバーの卒業が起因となった。卒業後は、スポーツキャスターなどを目指しており、今回がアイドルとしての見納めになる倉持も「フレンチ・キスのエンディングを皆さんに見届けてほしいです」と話した。