NMB48の創設メンバーでリーダー格の1人、岸野里香(21)が1日、NMB48劇場公演で、47キロまでの減量に挑戦することを発表。成功すれば渡辺美優紀(21)柏木由紀(24)の代表曲を「奪います」と宣言した。

 岸野が標的にしたのは、振付の中に“生着替え”があり、今年のリクエストアワーでも2位に入った人気曲「ジッパー」。オリジナルメンバーは、渡辺をセンターに、吉田朱里(19)上西恵(20)の3人。いずれもスタイル自慢で、渡辺に代わり、兼任時代の柏木が入ったこともあった。

 岸野は、この「ジッパー」のセンターに立候補。グループは10月20~22日に大阪城ホールで5周年公演を控えており、ダイエットに成功し、目標47キロを達成すれば、5周年公演で、渡辺に代わってセンターに立つ。

 問題は、今の体重だが…。公演後、記者会見を開き、現在の体重を実測したところ、自称「52キロ」の体重は、ハードに動いた公演直後にもかかわらず53・5キロを計時。つまり、49日間で6・5キロの減量が必要になった。

 会見に乱入した渡辺は「え? なんでウソついたん」と鋭いつっこみ。思わず岸野は「女心が出ちゃいました…」と、すぐにばれるサバ読みを告白した。

 さらに、ダイエットに失敗した場合の罰ゲームについて、岸野は「ジッパーに出ずに裏方に回る」と言っていたが、渡辺は「もし無理やったら、してほしいことあんねん。焼き肉おごって! 1人7000円の焼き肉な!」。渡辺によると、岸野は「里香ちゃん、お金に厳しいから、効くと思うわ」とか。

 ただし、罰ゲームが「ゆるい」と指摘されると、渡辺は「じゃあ、やせられへんかったっていうことは、見せにくい体になってるっていうことやんな。水着で1曲、踊るってどう?」と、遊び気分で提案。負けず嫌いの岸野は「じゃあ、やせられへんかったら、水着でナギイチを踊ります」と公約した。

 が…これでとどまらない。金子剛支配人が「それだけじゃ、つまらない。腹芸も」。岸野は「絶対、アイドルと思ってへんやろ」とつっこみながらも、罰ゲームは水着で「ナギイチ」を腹芸をしながら踊るということに決まった。

 ちなみに、岸野の近年最少体重は48キロだといい、目標47キロは自己記録更新にもなる。身長は162センチだけに、ハードルは高そうだが…。

 「大丈夫です。大人気曲やから『ジッパー』やってみたかったし。ウオーキング、ダンス、ボクシングもやって、食事も野菜中心で自炊します。酵素ももう注文しました」

 とはいえ、岸野といえば「肩幅」のニックネームがあるように、骨格の良さでも知られ、至難の道が予想される。

 「もう私(ニックネームが)『肩幅』じゃなくなっちゃうかも。いや、でも、私今、肩で20キロぐらいあるかな? 1肩(片方の肩)10キロとしたら、5キロ落とします」と、具体策まで練っていた。

 この記者会見の模様は、動画配信サイト「YNN」で放送された。