AKB48の藤田奈那(18)が初優勝した。

 決勝はAKB48中西智代梨(20)との総選挙圏外対決。互いに6回グーであいこ、7回目にこの日初めて出したパーで勝利し、史上最大の下克上を完成させた。

 優勝が決まると、信じられない表情で「ありがとうございます」と号泣。ソロCDデビューの権利を獲得。「CD買ってください」とアピールした。大会終了後も「本当にまさかすぎて、まだ信じられない。チャンスをつかんだからには必死でやりたい。信じられない」と夢心地だった。

 優勝を決めたパー以外は、初戦(初戦は不戦勝)からずっとグーしか出していない。「決めていた。自分が決めてきたグーを貫こうと思っていた」。しかし、最後は根比べに耐えきれなかったのが災いした。「あいこの感じが耐えられなかった。(雰囲気が)嫌だと思って変えました」と笑った。

 無名の存在でも、応援してくれたファンに恩返しを誓った。「私を応援してくださったみなさん本当にお待たせしました。やっとチャンスの順番が回ってきたので、これをきっかけにどんどんもっと目立つ存在になるように、必死ですべてをかけて、ソロデビュー頑張ります」と満面の笑みで呼び掛けた。

 連覇を狙ったNMB48渡辺美優紀(21)はベスト16止まり。「負けたショックでコメントが思いつかない」と悔しがった。