NMB48の5周年記念コンサートが21日、大阪城ホールで行われ、2日目は、奇天烈なキャラクターで知られる木下百花(18)が監督した「百合劇場」で幕開けし、山本彩(22)が渡辺美優紀(22)、そして、百花とラブシーンを演じた。

 百合劇場は、木下百プレゼンツで、所属するチームMのコンサートで恒例となっており、5周年記念の今回はグループ全員出演の60分、ロングバージョンとなった。

 山本は、人気バンドのボーカル役で、渡辺はその元恋人を演じた。渡辺が芸能活動の夢を追い、山本の元を離れた設定で、時が過ぎて2人は偶然、再会。渡辺に呼び出された山本は、渡辺から抱きつかれ、復縁を迫られるが「みるきーは、芸能界の夢を追って」と拒絶する。

 その後、木下百から思いを打ち明けられ、山本は木下百とキスシーンも…。複雑に入り交じった人間関係、禁断の恋の場面が続々と登場した。

 もともと「百合劇場」は、自称「変態」の木下百が、「ボーイズ・ラブ」「腐女子」をテーマとしてスタート。木下百といえば、AKB48グループ総監督の高橋みなみから食事に誘われても断るなどし、つかみどころのない性格で、「百合劇場」にも、存分にそのキャラクターが発揮されており、メンバー側は、その鬼才ぶりに全幅の信頼を寄せている。

 キワどいシーンの連続だった芝居を終え、渡辺は「ももちゃん(木下百)からめっちゃ演技指導された~」と告白。渡辺が山本に抱きつく場面で、この日のリハーサル中に「もっと(腰のあたりを指し)強く抱きついて」と要望されたといい、本番では「ももちゃんの言う通り、実行しました」と振り返っていた。