AKB48グループ総監督の継承式が行われた。

 1年前の9周年公演で卒業を発表した高橋みなみ(24)が、次期総監督に横山由依(23)を指名していた。高橋は横山に対して「総監督になって3年4カ月がたちました。由依は由依らしい総監督の形を見つけてほしい。絶対1人ではないことを忘れないでほしいです」と言葉を送って用意された調印書に署名。マスコミ各社にファクスを送るとともに、円陣の時などに使用する拡声器を授け、この日をもって横山が総監督となった。

 横山は早速総監督としてあいさつした。

 横山 おとといの10周年祭で、昔から応援してくださったレジェンドファンの皆さんがたくさん来てくださいました。先輩メンバーもすごく輝いていましたし、私の憧れのAKB48がそこにあって夢のような瞬間でした。キラキラしたみんなの顔を見て、AKB48は、1期生、2期生、3期生、そしてファンの方、スタッフの方が作り上げてくださったのだと実感しました。

 そこで思うことがありました。「AKB48のライバルは、AKB48」です。

 私たちが今もっとも超えなければならないのは、今までのAKB48なのではないかと思いました。

 10周年のこの日に継承させていただくことになりました。たかみなさんたちの歴史に負けないくらい、もっとすごい新しいAKB48を、メンバーと一緒に作っていきたいと思います。

 これから10年後、このグループを応援していて良かったと思われるグループになれるように力を合わせて頑張っていきます。

 だから皆さんにお願いします。私たちAKB48グループを応援してください。私たちを支えてください。私たちのレジェンドファンになってください。

 一緒なら、また皆さんと未来を見続けられると思います。よろしくお願いします。

 後を託した高橋も、涙ながらに、新・総監督の決意を聞いていた。