SKE48山下ゆかり(19)が4日、名古屋のSKE48劇場で行われた劇場公演で卒業を発表した。

 公演最後のあいさつで、「2年前ぐらい前から悩んでいて、去年からいろんな方とお話ししていた。一刻も早くみなさんにお伝えして、残りの時間をもっともっと大事にしたいなと思って、このタイミングで発表させていただきます」と切り出した。

 卒業時期など、詳細は未定で、「2月も土日に握手会もあるし、公演にも出ますので、会いに来て下さい」と呼び掛けた。発表が終わると客席から「うそだって言ってくれ!」と叫び声が上がった。山下は「本当です。すみません」と答え、目を潤ませた。

 発表を聞いたリーダー大場美奈は「卒業って、寂しいからイヤだなって思うことはあるけど、本人にとっては素晴らしい決意。応援している皆さんや、一緒にステージに立ってきたメンバーが応援しないなんて、おかしい。ゆかりはいい意味でムードメーカーだったので、ゆかりが笑顔で楽しいなと思うことをやっていきたい」と話し、ファンに変わらぬ声援を求めた。

 4期生の山下は、10年にデビューし、初代チームEメンバーとして活動。昨年の「SKE48リクエストアワー2015」では、「虫のバラード」で公演楽曲部門の1位を獲得し、松井玲奈以来の2連覇を達成した。3日には同期の梅本まどか(23)が卒業を発表しており、結成時に16人だった4期生は、2人の卒業で半数以下の7人になる。

 また梅本は、7月10日に予定されているAKB48シングル「君はメロディー」の夏祭りイベントに参加しないことがこの日、発表された。