SNH48とSKE48を兼任する宮沢佐江(25)の卒業コンサートが、2日間の日程で開幕した。前夜祭と銘打った初日は、「ゲンキング」の異名を持つ宮沢らしく、序盤から「ガイシのみんな、もっと声出していけー!」と声を張り上げ、盛り上げ役に徹した。

 AKB48の2期生として06年に大島優子らとデビューした宮沢は、10年を区切りにアイドル活動にピリオド打つと決め、昨年12月に卒業を発表していた。レッスン中から込み上げる思いは抑えきれなかった様子。高柳明音から「宮沢さん、リハから泣いてましたね」と暴露されると、「うるせぇ、うるせぇ! 言うんじゃねぇ!」と照れていた。

 ユニット曲コーナーでは、AKB48の「スキャンダラスに行こう!」を松村香織と披露した。卒業が迫ったある日、宮沢が悪友の松村の紹介で豊胸手術を受け、夜の六本木へ繰り出したところをパパラッチに狙われるという寸劇を披露。変装のために2人で頭からストッキングをかぶるはずが、宮沢はマスクをしただけで、松村だけストッキング姿で現れるというだまし打ちを演じた。「ストッキングかぶるって言ったじゃ~ん!」と踊る松村を見て、宮沢は「ブスすぎる!」と絶叫。ストッキングを引っ張って、大笑いしていた。

 宮沢は4日には卒業コンサート本番を行い、31日にSKE48劇場で卒業公演に出演。4月1日にAKB48劇場での旧チームK公演を最後に、グループを卒業する。