AKB48の都道府県代表47人で結成されたチーム8が3日、沖縄・中城(なかぐすく)城跡の特設ステージで、結成2周年記念公演を行った。

 この日は岩崎萌花(15=長崎)が体調不良で欠席し、46人が出演。地元沖縄代表の宮里莉羅(14)が沖縄の方言で「はいたい、ぐすーよ、ちゅーがなびら!(みなさん、こんにちは)」と呼び掛けると、2400人のファンは大喜び。ししまいとエイサーを踊り、南国ムードで盛り上げた。

 宮里にとっては、地元での初めてのコンサートとなった。「ヘビーローテーション」などでセンターを務めたほか、長久玲奈(15=福井)のギター、左伴彩佳(17=山梨)のピアノ演奏で、「365日の紙飛行機」をメーンボーカルで披露。主役として大活躍した。

 加入当初は12歳でチーム最年少だったが、今は誕生日が5カ月遅い吉田華恋(13)が加入し、最年少ではなくなった。「すっごくうれしかったです。『子供、子供』と言われていたから。そんなときに華恋ちゃんが入ってきたので、『最年少じゃなくなる~』って喜びました」。さらに、最年長の太田奈緒(21)に「もし奈緒ちゃん、今から最年長の人が入ってきたらどうする?」と、恐れ知らずないじりぶりを見せ、ファンを笑わせていた。

 アンコールでは、サプライズで母からの手紙を読まれた。「どんな経験も必ずあなたを成長させるから覚えておいて。ファンの皆さんの応援を思い出して。多くの人に支えられていることを忘れないで。(中略)いつも沖縄から応援しています」。まさかの展開に涙が止まらない宮里は、「2周年が何で沖縄なんだろうって不安だった。日本列島から飛行機で来ないといけないから、ファンの方が来てくれるか心配だった」と本音を明かした。さらに「ぶっちゃけると、レッスン期間が2日しかなかった」と暴露してしまい、メンバーから「言っちゃった…」とつぶやきが漏れた。