SKE48が20日、ミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」(21~26日、名古屋・中日劇場)の公開舞台稽古を同劇場で行った。ダブルキャストで主人公の浦川みのり・浦山実の2役を演じる須田亜香里(24)は、女装してAKB48に入る男子高校生役柄に合わせて髪をベリーショートにカットした姿を披露した。

 切った長さは約30センチ。えり首を刈り上げ、まるで少年のような姿で現れた。人生で最も切ったという須田は、「稽古を重ねるうちに、男の子の役を演じるのが難しくて、試行錯誤するうち、『考えるより(男の子に)なってしまえ』と、男心が分かるように髪を切ってみました」と明かした。母の猛反対を押し切って切ったといい、「役と向き合う中で、須田亜香里が邪魔をする」と覚悟を口にした。

 同席したメンバーから「似合ってる」と拍手が起きると、須田は照れ笑いを浮かべた。「『シャンプーもこれだけしか必要ないんだ』って、少し(男性を)理解できたんじゃないかな」と、役作りの成果を強調していた。