焼津市出身のSKE48青木詩織(19)が、ポスト久保ひとみ(46)に名乗りを上げた。「目標は静岡県テレビ局の番組でコーナーを持って、県民の誰もが知っているタレントの久保さんのようになることです」。

 AKB48のファンだった青木は13年、名古屋を拠点にするSKE48の6期オーディションに合格。アイドルの道を歩んでいる。昨夏からは「やいづ親善大使」を務め、イベントに出演するなどしている。だが、これで満足はしていない。「静岡県の観光ポスターに登場したいです。そんな存在になれれば」。

 県出身のアイドルは多数いる。乃木坂46の深川麻衣(磐田市)若月佑美(富士市)、ももいろクローバーZ百田夏菜子(浜松市)、AKB48メンバーも複数いる。その中で「県代表アイドル」になることは至難だが、目指す将来像は「静岡県で活躍するタレント」であり、理想が久保なのだ。「久保さんは憧れですし、ああなれたら最高です。東京に行くよりは、静岡で活動していきたいです」。

 MCには定評があり、2月21日に静岡市の清水文化会館マリナートで行われたSKE48のコンサートでも高いトーク力を披露した。最近はファンが、積極的に焼津市を訪れているといい、青木はあらためてアピールした。「焼津は魚が有名ですが、トマト、志太梨、コンサートの時、差し入れていただいたいちご『桃薫』も最高でした。高草山からの景色もきれいです」。

 SKE48では、埼玉・和光市応援団長の松村香織(26)、栃木・佐野市ブランド姫の福士奈央(16)と青木の3人でユニット、「地域振興課」を組んでおり、今後も各地域のイベントに参加していくという。

 ◆青木詩織(あおき・しおり)1996年(平8)4月22日、焼津市生まれ。13年にSKE48の6期生オーディションに合格。研究生となり、15年にチームK2の正規メンバーに。愛称は「おしりん」。153センチ、血液型O。