HKT48が15日、大分市で全国ホールツアーの千秋楽公演を行い、今月卒業した初代チームHキャプテン穴井千尋(20)がサプライズ出演した。

 アンコールで穴井の卒業ソング「夢ひとつ」を、兒玉遥(19)宮脇咲良(18)ら同期の1期生のほか、指原莉乃(23)多田愛佳(21)らと初披露。すると、間奏でステージの階段が左右に割れ、純白のワンピースを着た穴井が現れた。宮脇は涙、兒玉は満面の笑みと、メンバーは様々な反応で穴井の登場を歓迎した。

 穴井の出演は、歌唱メンバーだけが知っていたサプライズだった。ひな壇で見守っていた後輩メンバーたちは号泣。穴井を慕っていた松岡はな(16)は「うれしいですぅ~」と涙ながらに喜んだ。

 穴井は海外への語学留学、将来ファッション関係の仕事に就くため、今月でHKT48を卒業した。指原から「もう帰ってきたの?」と聞かれると、穴井は照れながら「めっちゃ楽しい。めっちゃうれしい」と久々のステージを楽しんだ。もともとこの日、出発予定だったが、「この曲を披露するために(ずらしました)」という。

 ファンから「ちーちゃん、行ってらっしゃーい!」と大歓声で送られると、穴井は笑顔で手を振ってステージを去ろうとした。しかし、なぜか出口を間違えて階段を上ろうとしてしまい、指原から「どこに帰ろうとしてるの?」と突っ込まれていた。「ぽんこつ」と呼ばれ、愛された穴井は、最後まで持ち味を発揮? していた。