毎年恒例のAKB48グループ合同成人式が成人の日の9日、東京・神田の神田明神で行われ、SKE48松井珠理奈(19)が後輩のライバル宣言に闘志を燃やした。メンバー32人が成人の抱負を述べる中、松井は同じSKE48の古畑奈和(20)から「SKEのセンターになることです。今年、SKEをざわざわさせていけたらいいなと思う」と、名指しに近い形で宣戦布告された。

 それを2人隣で聞いていた松井は、「私がいる前で、力強く『センターを取りたい』と言ってくれたのは奈和ちゃんだけ。直接そういう強い気持ちを聞けたのはうれしい」と、ライバル出現を喜んだ。一方で、松井にも8年間、シングル20作中19作でセンターに立ってきた自負がある。「同じ年でもあるし、私もいつまでも背中を見て、追い続けたいと思われる存在でいたい。まだまだ、渡しません」ときっぱり言い切った。

 5期生の古畑は、松井の器の大きさに「うれしいと言ってくださったり、前向きにとらえてくれるのがうれしい」と感服した。それでも、「そういう珠理奈さんだからこそ、後輩もそう言えるという環境がある。『まだまだ譲らない』ということですけど、そんなに簡単に譲ったり、取れる場所だったら意味がない。私たちもSKEらしく、熱く頑張っていきたい」とやり返し、会見を盛り上げていた。