AKB48が20年東京五輪イヤーに向けた次世代エースを擁立した。16日に都内のAKB48劇場で、新公演「あおきー『世界は夢に満ちている』」を開幕させた。AKB48を結成時から取材する光文社「FLASHスペシャル」青木宏行編集長のプロデュース公演で、15歳の小栗有以と13歳の久保怜音がダブルセンターに抜てきされた。

 平均年齢16・1歳の16人が、かわいいアイドルソングを歌った。同編集長は「このメンバーが2020年の顔になります。次世代の前田敦子さん、大島優子さんになるのはこの2人『さとゆい』です」。久保は「東京五輪では私たちがAKB48の顔になっていられるように頑張ります」。小栗は「2人はふわふわした印象ですけど、ステージではキリッとしたところも見せようねって、約束していました」。

 6月のAKB48総選挙で久保が47位、小栗は51位で初ランクインするなど人気上昇中。小栗は「前田さん、大島さんのような偉大な先輩方を超えられるようにこの公演で自信や実力をつけて、20年に一番輝けられるように頑張ります」。

 AKB48のような大人数の制服アイドルグループは日本が誇るポップカルチャー。世界に発信する絶好の機会となる東京五輪イヤーに先頭に立っていることを夢見て劇場で精進していく。【瀬津真也】