紅白を持ってAKB48を卒業する渡辺麻友(23)が、自分のラストシングルでセンター曲の「11月のアンクレット」で有終の美を飾った。

 視聴者投票で出番直前に歌唱曲が決まる番組史上初の企画で同曲が9万1820票を獲得して、1位に。投票期間中から同曲を最後に歌いたいと熱望していた渡辺は、発表の瞬間から目を潤ませた。柏木由紀(26)指原莉乃(25)らメンバー47人に見守られながら、最後はステージ前方にそっとマイクを置いた。

 渡辺は出演後「本当にうれしかった。感動で胸がいっばいになって涙が出ました。11年間の最後は自分のセンターシングルを歌いたいという気持ちだったので、ありがとうございます、感謝してもしきれない」と話した。

 今後は、女優業を中心に活動していくが「今回の気持ちをお返ししていきたいです」と笑顔を見せた。

 2位は山本彩がセンターの「365日の紙飛行機」が8万3882票、3位は松井珠理奈センターの「大声ダイヤモンド」が3万8584票を獲得した。