AKB48チーム8の王道アイドル系メンバー「キュート8」が出演した昼PITは、出会いと別れの交錯するステージとなった。

 卒業した早坂つむぎに代わる山形県代表の追加メンバーとして、御供茉白(みとも・ましろ=12)がお披露目された。

 北海道・東北エリアのメンバーによる戦隊もの「北海道・東北レンジャー6」の寸劇で、小栗有以(16=東京)演じる悪者のオグロスから、ピンチを救う新メンバーとして登場。「北海道・東北レンジャー6に加入しました、御供茉白です」と、まずチーム8の一員ではなく、寸劇の役柄で自己紹介するシュールさで、場内の笑いを誘った。

 東北メンバーはコンサートなどでたびたび、寸劇を披露している。御供は永野芹佳(17=大阪)から「コントをやることが多くなるので頑張って」とエールを送られていた。吉川七瀬(20=千葉)からは「こんなチームだと思わなかった?」と聞かれ、「…頑張ります」と返し、再び笑いが起きた。

 48グループの推しメンはHKT48指原莉乃(25)といい、この公演では指原のソロ曲「それでも好きだよ」を1人で披露した。チーム8での推しメンを聞かれた御供が「七瀬ちゃん」と答えたため、永野が吉川七瀬(20=千葉)に「仕込んだやろ!」と突っ込んでいた。

 アンコールでは、10日の握手会を最後にチーム8としての活動を終える下青木香鈴(17=鹿児島)がサプライズ登場し、行天優莉奈(19=香川)清水麻璃亜(20=群馬)と「Glory days」を披露した。「卒業する前にもう1度、ステージに立ちたくて、戻ってきました」という下青木に、永野は「もう鹿児島に戻らないで」と名残惜しそうだった。

 昼PITでは小栗有以(16=東京)が山田菜々美(19=兵庫)長久玲奈(17=福井)と王道アイドル曲「ウィンブルドンへ連れて行って」を披露するなど、キュート8らしい選曲でファンを楽しませていた。