AKB48小嶋真子(21)が、グループ卒業を発表した。アンコールで「ここで私から発表させてください。私、小嶋真子はAKB48を卒業します」と決断を口にすると、場内に大きなどよめきが起きた。

「ここ2年くらいかな? 新しい目標を、夢を見つけて、それの準備を最近こつこつしていまして、やっと旅立つ準備ができました。だからすごく前向きな卒業です」と、泣きながらも笑顔を見せつつ明かした。

卒業時期は未定。峯岸みなみ(25)は「最近、真子ちゃんのインスタがおしゃれになっていたりしませんか? これからの自分に向けて努力しているものの1つです。そんな努力が重なって、こうして自分で次のステージに行くと決意した真子は後輩ながらかっこいい」と小嶋を見やった。

関係者によると、今後はファッション関係の道に進むことを希望しているという。小嶋が「グループにいながら追える夢だとは思うけど…」と話すと、ファンから「じゃあ、やめないで!」と懇願する声も上がった。それでも、「成功するか分からないけど、怖いけど…。頑張るって決めたから、お世話になった人たちに恩返しするためにも、頑張るので…」と決意の固さを口にした。

込山榛香(20)キャプテン率いるチームKにとって、初めての大きなコンサートだけに、発表はためらったという。「ここで発表させていただくのは、チームKの初めての大きいコンサートということで、時間をいただくか迷ったんですけど、大好きなチームのメンバーと、見たいと言ってくれたファンの皆さんと、来てくれた家族とかお友達とか、みんながいる前で言いたいと思って時間をいただくことにしました」。招待した友人や家族の前で、あえて人生の大きな決断を明かした。

峯岸によると、今回のコンサートは、小嶋がムードメーカー的な役割を果たしたという。「チームKの雰囲気をつくってくれて、センターで引っ張ってくれたのは間違いなく真子だった。そんな存在がいなくなるのはすごく寂しいし、不安な部分もあるんですけど、真子が好きだと言ってくれたチームKが、また真子の目に触れた時に、『やっぱりチームKだね』って言ってもらえるように、こみはるを中心に守っていけたらなと思います。これからも小嶋真子の未来と、チームKの未来を応援して下さい」と、涙ながらに語った。

「こじまこ」の愛称で知られる小嶋は、12年にAKB48の14期生として加入した。愛くるしい笑顔やアイドル性の高さとは対照的な、ぶっちゃけた発言でデビュー当初から人気メンバーとなり、同期の岡田奈々(21)、卒業した西野未姫(19)との3人は「三銃士」と呼ばれた。14年には大島優子の卒業シングル「前しか向かねえ」で初選抜。選抜総選挙は16、18年に19位に入った。

小嶋の卒業で、14期生は岡田奈々(21)ただ1人となる。