AKB48「NO WAY MAN」劇場版発売記念大握手会が5日、神奈川・パシフィコ横浜で開催され、今月18日に卒業公演を行うNGT48山口真帆(23)が出席した。

今回、山口は握手をせず、ファンとの会話のみ。参加したファンによれば、山口のレーンはホールの最も隅に設置され、壁で周囲からは見えないようにされていた。「NGTレーンは警備員も多く、厳戒態勢で行われていた」という。

大阪から駆け付け、山口のレーンに並ぶというファンは、「ただただ前向いて頑張ってほしいと声をかけます。泣いちゃうかも知れませんが、泣かないように頑張ります」と話した。

一連の騒動について「1番悪いのは襲った人で、加害者は罰を受けるべき」とし、運営についても「人を預かっていてそれが財産なのに、そこをうやむやにしているのは許せない」と憤りをみせた。「CDを買って握手会を楽しむのがルール。ネットで一部ファンを優遇したとか、総選挙で無料券を配布したとか流れているが、本当なら48グループを解体すべきです」と語気を強めた。

その一方で、山口を応援し続けることも話した。「一端みこしで担いだ以上は卒業しても応援し続けます」。山口の魅力を「頭もいいし、話もおもしろい。写真、雑誌では分からない、握手した人でないと分からない魅力があります」と笑った。

菅原りこ(18)のレーンに並んだという男性ファンは「事件が事件なので。あの運営の対応はいかがかなと。あまりにも寄り添っているようには見えない」と話した。同じく菅原のファンで川崎市からきた女性は「被害者側が辞めてしまうこと自体はよくない。でも、卒業は彼女たちが幸せになる近道なので仕方がないと思います」と話した。

新潟から来た女性2人組は、地元でも話題になっていることを明かした。「悲しい広がり方ですが、仕方がありません。県民として3人にメッセージを書きました」。また、「私たちの立場で言えることはありませんが、今回の原因は運営にあると思います」と断言した。

出口付近ではファンによるメッセージカードの募集も行われた。

山口の握手会参加はこの日と6日が最後。6日夜にはファンとの記念撮影も行う。18日には、菅原りこ(18)長谷川玲奈(18)の3人で、新潟・NGT劇場で卒業公演を行う。