元LinQの伊藤麻希(25)が、遠藤有栖(23)とのタッグでこの日プロレスデビュー戦となったSKE48荒井優希(22)・「アップアップガールズ(プロレス)」渡辺未詩(21)組に勝利した。

アイドルレスラーの先輩として、経験の差を見せつけた。終始、荒井を攻め続け、強烈なDDTや世界一かわいいナックルを繰り出し、最後は必殺技「伊藤デラックス」を決めた。

リング上で伊藤は荒井に「お前は弱い! でも、今見てくれてるお客さんはお前の弱い姿よりも戦う姿に勇気をもらえたやつがいたと思う。お前はSKEの荒井優希じゃない、プロレスファンの荒井優希だ! プロレスラーはアイドルと同じように夢を与え続けろ。今日の試合で満足するな。何年かかってもいいから、伊藤麻希をつぶしにこい! 何回もつぶしてやるよ! 興味ないけど、頑張れ」と叱咤(しった)した。

試合後も「デビュー戦にしてはよくやった方だけど、まだまだ。もっといろいろなことを学んでつぶしに来てほしい。100点満点中、8点!」と手厳しい評価を下した。

それでも、荒井の得意技のかかと落とし「Finally」については「いいかかと落としだった。誰でもできる技ではない」。荒井は今後、アイドル活動と並行しながら、月に1戦のペースで参戦する予定だが「今日の試合で“プロレスラー”としては認めます。でも認めたからこそ、月1でどれくらい成長できるのか、楽しみにしてます」と話した。