NMB48最後の1期生、白間美瑠(23)が15日、大阪城ホールで、卒業コンサート「みるるん、さるるん、ありがとうハート」を開き、山本彩(28)渡辺美優紀(27)山田菜々(29)ら1期生が参集した。山本は「吐くかと思った」ほどの緊張を口にした。

公演中盤のユニットコーナー。「制服が邪魔をする」が始まると、まず山田が姿を見せ、近藤里奈、小笠原茉由、福本愛菜、岸野里香と、白間の6人でパフォーマンスした。

続く「雨の動物園」では上西恵、門脇佳奈子、三秋(小谷)里歩、木下春奈、沖田彩華、川上礼奈に、途中からオリジナル設定の飼育員にふんして木下百花が加わった。

その後「投げキッスで撃ち落とせ!」で、吉田朱里と渡辺が登場。「Bird」で山本とセッションした。

歌い出し、ソロでリードした山本は、久々の後輩との共演に「びっくりするくらい緊張した。吐くかと思った」と苦笑したが、白間は「幸せ、安心感があった」とにっこり。自身の卒業コンサートとあって「最初からすごく緊張してて」と吐露し、姉貴分の隣では「顔がふにゃっとしてた」と照れながら語った。

そんな白間に、百花は「妹(キャラ)の顔してた。戻ってた」と指摘。自身はオリジナルキャラの飼育員で楽曲に参加したが「衣装着るのが嫌だった」と告白。10年前の衣装、ミニスカートで出演した渡辺、吉田を「着れるのがすごいけど…」といじってわかせた。

最年長だった山田も「アラサーなんですよ。岸野里香ちゃんなんか、結婚指輪をつけて歌ってましたから」と、現役時代さながらの自虐ネタもまじえて笑いをとった。

まだ卒業1年に満たない吉田は「まだ現役感残ってるから」と落ち着いた様子も、ステージの空気は一瞬にして11年前に似たものが流れていった。

渡辺は「みるちゃんが卒業なんて信じられへん」と言いつつも、祝福。山本は「いつまでたっても(白間は)妹やねん。でも、11年目で23歳って…」と感慨にふけっていた。