SKE48荒井優希(23)が11日、東京女子プロレス東京・後楽園ホール大会のシングルマッチで鈴芽に勝利した。

序盤、鈴芽のスピード感ある攻撃で攻められるも、コーナーにのぼった鈴芽を「デッドリードライブ」で投げ落とすと、「サソリ固め」を繰り出して反撃。さらにエルボーの応酬からフルネルソンバスターで倒すと、最後は得意技のかかと落とし「Finally」で仕留めた。「こうして勝つことができて、またひとつレベルアップした気がするし、また鈴芽さんともいっぱい試合をしてお互いを高め合える関係になりたいなって思いました。後楽園ホールではシングルマッチをいろんな先輩方とやらせていただいて、勝てたことが1度もなかったので、すごくうれしいです」。

さらにこの日、「インターナショナル・プリンセス選手権」第7代王者の伊藤麻希(26)が初防衛を果たすと、荒井が「伊藤さん! 私にそのベルト、挑戦させてください!」と登場。「デビュー戦のとき、伊藤さんは私に『何年かかってもいいから伊藤麻希をつぶしに来い』と言ってくれました。私は今が伊藤麻希をつぶすタイミングなんじゃないかと思って、自信を持ってここに来ました。私にそのベルト挑戦させてください」と宣戦布告。伊藤も「荒井優希、あらためて言うよ。伊藤麻希をつぶしに来い!」と応戦。来月19日の両国国技館大会での対戦が決まった。

伊藤とは、プロレスに本格参戦する前の18年に「アイアンマンヘビーメタル級選手権」で敗れ、昨年5月のデビュー戦のタッグマッチでも打ちのめされた因縁の相手。荒井は「やっぱり圧倒的な差があったから、私の中で『伊藤さん怖い』ってずっと思ってたんですけど、いろんな経験をしていつの間にか伊藤さんの背中を追いかけるというか、伊藤さんに憧れている自分がいて…。両国で試合ができるということで、1年やってきた自分の成果を伊藤さんにしっかりぶつけていきたいなと思います」と意気込んだ。