SKE48が24日、愛知・日本ガイシホールで、昼に古畑奈和(26)、夜に須田亜香里(30)の卒業コンサートを行った。同日に2つの単独卒業コンサートが行われるのは、48グループでも初めて。台風の影響で東海道新幹線が一時運転を見合わせるアクシデントも、多くのファンが駆けつけ、それぞれの特徴を生かした演出で、節目のステージを飾った。【大友陽平】

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笑顔の古畑とは対照的に、須田は笑顔と涙が入り交じった。“開演前”の影アナから涙ぐんだが、ステージでは、オープニングから満面の笑み。デビューから3年以上“定位置”だった最後列の端っこでのパフォーマンスや、躍進した選抜総選挙の楽曲メドレー、5歳から18歳まで続けたバレエも披露。OGの松村香織(32)や木崎ゆりあ(26)も駆けつけて祝福した。

「パレオはエメラルド」では、NHK紅白歌合戦初出場時のスカーフを使った演出も再現し「今のSKE48も団結力が半端なかったです!」と目を細めた。ピンクの卒業ドレスで卒業曲「私の歩き方」を熱唱。「本当にたくさんの人と出会ったから、30年の人生の中で13年も濃く過ごすことができました。人生にきっと限界はない。そんな無限な世界を味わっていきたい」と涙を見せつつ、前を向いていた。