SKE48からの卒業を発表した小木曽汐莉(20)赤枝里々奈(16)が17日、名古屋市のSKE48劇場で、最後の劇場公演を行った。所属するチームK2の初オリジナル公演「ラムネの飲み方」に出演した。小木曽は1曲目の「兆し」で早くも目を腫らし、リーダー高柳明音(21)に頭をなでられると、さらに大泣き。「1曲目から号泣してしまいました」と苦笑いした。

 卒業公演とあって、2人は特別アンコールで「てもでもの涙」を披露した。さらに小木曽は、サプライズで登壇した木崎ゆりあ(17)から別れの手紙を受け取った。木崎が「初めてお姉ちゃんができたような気持ちでした。1年が365日だから、1000日ちょっと、ほとんど毎日、一緒だったね」と手紙を読むと、小木曽は「よく計算できたね。お姉ちゃんはもう安心だよ」とうれしそうにほほえんだ。

 赤枝は握手会で人が並ばなかったとき、ファンが人を集めて大行列をつくってくれたエピソードを明かした。「家族にも迷惑をかけたけど、たくさんの人に愛してもらいました」と感謝を口にした。

 2人は5月6日、名古屋市内で行われる握手会を最後に、グループでのすべての活動を終え、芸能界を引退する。