へたれキャラクターのNMB48小谷里歩(18)が28日、大阪・NMB48劇場で初の独演会を開き、壇上でロングヘアをばっさり20センチ切った。小谷の独演会のはずが、行きつけの美容師を“ゲスト”に招き、10年秋のデビュー以来、胸まであった自慢の長い黒髪をカット。約240人満員ファンで埋まった客席から「かわいいよー」「似合ってる」とかけ声も飛んだ。

 しかし、小谷は「私は今、その言葉を信じません。今、いいとか言ってても、あとでぐぐたす(交流サイトのグーグル+)とかで悪口書かれるから」とせっかくの断髪式にもネガティブ発言を連発。スタッフが鏡を渡そうとしたが、「今は見ません」とかたくなだった。

 そもそも、今回の小谷独演会自体がムチャぶりな企画だった。メンバーも入った公演MCでもつっこまれ役で、自分1人では「本当に何もできない」小谷にとって、「1人でひたすらしゃべり続ける」独演会は苦行。赤ん坊のころからの“小谷里歩ヒストリー”と題し、ごくごくプライベートな小ばなしを延々、繰り広げた。NMB48運営事務局によると、独演会内容は「基本、小谷が考えた」といい、スタッフやメンバーに相談中、「1人で何もできひん。髪切りにも行かれへんなら、独演会で切ったらええやん」という展開になり、独演会での断髪式が実現した。