AKB48の握手券や「選抜総選挙」の投票券欲しさに、シングルCDを大量にだまし取ったとして電子計算機使用詐欺などの罪に問われたいずれも21歳の大学生3人に、京都地裁(高橋孝治裁判官)は20日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

 リーダー格とされた大阪産業大生は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)。ほかの2人は懲役2年、執行猶予3年と懲役1年10月、執行猶予3年(いずれも求刑懲役2年)。

 起訴状によると、3人は共謀し昨年4月、他人名義のクレジットカードを利用して、インターネット通信販売業者からCD約480枚を購入。CDを郵便局で受け取るために健康保険証を偽造したとしている。

 CDにはシングル曲を歌うメンバーを決める投票券やメンバーとの握手券が付いていた。

 事件では計6人が書類送検され、地検は3人を起訴し、2人を起訴猶予処分、当時19歳だった元少年を京都家裁に送致した。