AKB48グループ総監督の高橋みなみ(23)が8日、グループからの卒業を発表した。

 東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた9周年記念公演に出演し、メンバー、ファンに報告した。「私、高橋みなみは、2015年12月8日をめどに卒業します。まだ1年先の話です。メンバーに引き継ぐ時間、猶予をいただくためにこのタイミングで発表させていただきました」。1年は引き継ぎ業務などを行い、来年12月8日の10周年をめどに、グループでの活動にピリオドを打つ。

 総監督の後継者には、横山由依(21)を指名した。「ただ1つ言えるのは、悲しいことではありません。来年は10周年。大切な1年です。10年このグループにいられるのはとてもうれしいし、AKBは10年で終わるグループではない。11年目につなげてほしい。大丈夫だと思っている。なので、私なりに一生懸命、横山由依と、残されたメンバーにバトンをつなぎたい」と、後輩たちにエールを送った。

 05年12月8日に1期生として、グループ発足とともにデビュー。徐々にリーダーとしての資質を発揮し始め、グループが国民的人気を獲得した後の12年8月に、姉妹グループを含めた「AKB48グループ」の総監督に就任。今年の2月からは、AKB48チームAのキャプテンにも再任していた。

 高橋の卒業については、今月6日放送のフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!SP衆院選より一足お先に解散総選挙スペシャル」で、メンバーをだますドッキリ企画として取り扱われたが、今回は本当の卒業発表となった。

 高橋は前田敦子や大島優子のようなセンターではなく、48グループ内で唯一無二のリーダー的存在として活躍しており、メンバーやファンに動揺が広がりそうだ。