NMB48初のアリーナツアーが4日、大阪城ホールで行われ、4月3日に卒業する山田菜々(22)の後継者オーディションで優勝した大阪府出身の植村梓(うえむら・あずさ=16)が初お披露目となった。

 ファンの間ではすでに「川栄李奈似」と話題になるなど、笑顔が愛らしい高校1年生。ちょうどこの日が誕生日だった。

 「まだ気持ちの準備も何もできていません」。緊張のあまり、植村の声はかすれていたが「偉大なる山田菜々先輩を追い越せるように頑張っていきたい」とあいさつした。

 山田は10年秋の創設メンバー最年長で、山本彩(21)渡辺美優紀(21)とともに、グループの顔として引っ張ってきた。一方で「おばさん」キャラクターや、「おもしろくない」などと後輩からいじられる愛嬌(あいきょう)もあり、自称「変な声」も特徴。選考には3000通以上の応募があり、山田本人も審査に参加した。

 山田は、植村を紹介し「選んだ理由は、私が一目ぼれしたから。ビビッとくるっていうのは、こういうことか!

 と思った」と説明した。

 その山田は、禁断のリズムネタ「ラッスンゴレライ」でブレークしつつある若手コンビ「8.6秒バズーカー」と共演。ゲスト出演したコンビとともに、山田がサングラスをかけ「ちょちょちょちょっちょっと待って、お兄さん、ラッスンゴレライ、なんですのん?」などと、振り付きでネタに加わった。

 またこの日、山尾梨奈(19)城恵理子(16)ら、研究生12人全員がそれぞれチームN、M、B2に昇格することも決まり、発表された。N入りが決まった城は「昇格できるとは…しかも、さやか“しゃん”(山本彩)と一緒で…」と涙で声を詰まらせた。

 さらに、3月31日発売の11枚目シングルに、グループ最初のオリジナル曲「青春のラップタイム」ミュージックビデオが収録されることも発表。映像は新たに収録されたという。