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邦画の興収21年ぶりに洋画上回る
日本映画製作者連盟(映連)は30日、06年の全国映画概況を発表した。邦画の興行収入(興収)は過去最高の約1077億5000万円で、洋画の約948億円を上回った。興収全体に占める邦画と洋画のシェアが逆転するのは、85年以来21年ぶり。
記者会見した松岡功・映連会長はシェア逆転の要因を「邦画の作り手が若返り、観客に愛される映画を多く作るようになったことが大きい。米国のCG大作にも当初のような衝撃がなくなった」と分析した。
邦画はアニメ「ゲド戦記」が76億5000万円、「LIMIT OF LOVE 海猿」が71億円の興収を上げるなど、50億円を超える大ヒット作が6本に上る異例の当たり年となった。
一方、洋画の興収は前年に比べ18・5%減と、大きく落ち込んだ。邦画と洋画を合わせた興収の総計は2025億5000万円で、前年比2・2%増だった。
1年間に公開された映画の本数は、邦画ブームを受けた形で前年より90本増え、過去最高の821本となった。
[2007年1月30日18時24分]
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