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作品紹介

リアル鬼ごっこ

出演
石田卓也、谷村美月、大東俊介、松本莉緒、吹越満、柄本明
監督・脚本
柴田一成
配給
ファントム・フィルム
上映時間
1時間38分
公開日
2月2日(土)、テアトル新宿他にて全国ロードショー!

ストーリー

リアル鬼ごっこの写真1

 日本に最も多い苗字“佐藤”。テレビでは“佐藤”姓の人々の相次ぐ事故、病気、事件、自殺の奇妙なニュースが流れていた。共通点はただ“佐藤”姓であることだけ。“佐藤翼”はごく普通の高校生で、母親の死後、気力を失った父親と病院に入院している妹“愛”の世話をする優しさを持つ一方で、敵対する高校の不良グループから毎日追われていた。しかし翼は天才的な逃げ足でいつも難を逃れていた。敵対するグループのボスは幼なじみだった“佐藤洋”。

 いつも翼に逃げられ苛立ちを隠せない洋だったが、ついに翼を追い詰め、まさに絶対絶命ピンチが迫った瞬間、翼は洋の前から忽然と姿を消してしまった。どうやら、翼は別世界(パラレルワールド)に迷い込んでしまったらしい。自分の置かれている状況を飲み込めずに動揺する翼の前に洋が走って向かってきた。反射的に逃げようとする翼であったが、どうやら洋もまた何者かに追われている。全身に黒い衣装をまとい、殺気に充ちた赤く不気味に光る目で追いかけてくる“鬼”。鬼に捕まった人々の結末は無残なものであった。いったい何が起こっているのか翼は洋に問いただすと、この世界では国王が国を支配し、“佐藤”姓の人間は1日24時間のうち数時間、国王の仕向けた鬼によって追いかけられるというのだ。信じられないことであったが、目の前で起こる惨劇は紛れもないこの世界の事実であった。翼は我に返りこの世界に存在するであろう父と妹の愛のことが不安になった。2人も無論“佐藤”である。その時、街の中にあの不気味なサイレンが響き始めた。また今日も命を賭した“鬼ごっこ”が始まる合図だ。

イントロダクション

リアル鬼ごっこの写真2

 01年に刊行された小説「リアル鬼ごっこ」は、“王”の命令により、佐藤という名字の人間がつぎつぎと捕まっていくという、斬新でユニークな設定が若年層を中心に絶大な支持を集め、文庫版をあわせ100万部を超える大ベストセラーとなった。著者の山田悠介を一躍人気作家の地位へと押し上げたこの話題作が、待望の映画化を果たす。

 監督・脚本は監督デビュー作となる02年公開の中編ホラー「もうひとりいる」で注目を集め、プロデューサーとしても「渋谷怪談」シリーズや「スピードマスター」などを手掛けてきた柴田一成。長編初監督となる本作では、脚本に2年を費やし、原作の設定に独自のアイデアを加え、映画ならではの新たな魅力を持った作品として完成させた。

 出演は、突然“鬼”に追われるという状況に戸惑いつつも“王”の謎に迫っていく主人公・佐藤翼に石田卓也。「蝉しぐれ」でスクリーンデビューを飾り、その後も「夜のピクニック」、主演作「グミ・チョコレート・パイン」などで活躍する邦画界期待の若手が、まさに体当たりの熱演を披露している。翼の妹で物語の鍵を握る佐藤愛には「カナリア」での演技が高く評価され、「檸檬のころ」「神様のパズル」など主演作が相次ぐ谷村美月。さらに「クローズ ZERO」の大東俊介、「東京フレンズ The Movie」の松本莉緒などの若手キャストに加え、吹越満、柄本明という個性派が脇を固め、ベテランならではの存在感を見せる。

 逃げる“佐藤”と追いかける“鬼”との手に汗握るアクションシーンを手掛けたのは、国際的cinema50613に活躍するアクション監督・谷垣健治。リアルな身体感覚を感じさせるそのアクションは、この映画の大きなみどころだ。そして「笑う大天使」で監督としての評価も高い小田一生がスーパーバイザーをつとめたVFXシーンや、気鋭のスペシャルメークアップアーティストであるマイケル・T・ヤマグチによる特殊メークが、作品世界に一層の厚みを与えている。また、発表する曲が常にチャート上位をにぎわす歌姫KOTOKOが主題歌を担当している。



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