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作品紹介
くりぃむレモン 旅のおわり
- 出演
- キヨミジュン、榊原順、鈴木なつみ、宇野祥平
- 監督
- 前田弘二
- 配給
- バイオダイド
- 上映時間
- 1時間13分
- 公開日
- 2月23日(土)から29日(金)までテアトル新宿にてレイトショー公開
ストーリー
長野から修学旅行で東京へやって来た高校生たち。自由行動の時間、東京観光を楽しむ同級生たちや、ホテルに誘う彼氏のノブから離れ1人別行動をとるアヤ。彼女には東京での目的があった。それは、両親の離婚で離ればなれになった義兄に会うこと。ノブのことは好きだが、どうしても義兄のことを考えてしまう自分の気持ちを、会って確かめたかったのだ。彼女は義兄の元へと向かう。それが、悲しい旅の始まりになるとも知らずに。
イントロダクション
前田弘ニ「首筋に注射を打たれる」、アナーキーな魅力(「Pen」07/08/15号より)
1978年種子島生まれ。漫画家、美容師と奇妙な経歴を経て、自主映画監督に。2005年「部屋」が、ひろしま映像展で、グランプリと演技賞をW受賞。06年「古奈子は男選びが悪い」が、第10回水戸短編映像祭で、グランプリを受賞。07年3月、テアトル新宿での特集上映「女 前田弘二監督特集」は1週間の上映期間にも関わらず、観客動員1000人を超える異例のヒットを記録。知る人ぞ知るインディペンデントの急「尖」鋒だ。そんな彼が選んだ最新作は、山下敦弘監督など若手監督の登竜門として知られるプログラム・ピクチャー「くりぃむレモン」の実写シリーズだ。カットをつなぎ合わせただけのシンプルな編集、固定のロングショットでとぼけているようでチクリとやられてしまうダイアローグは、かのエリック・ロメールのようでもあり、恋愛や性を巡る若さゆえの身勝手さと痛さをあぶり出す演出は、近年注目を浴び続ける“ポツドール”の演劇をも彷彿とさせる。従来のシリーズの甘酸っぱさからは離れ、リアルでほろ苦い高校生たちの姿を描き出した本作は、劇場で体験すべき野心的且つ画期的な「ほんとうの青春映画」である。