東宝、東映、松竹の大手3社配給映画をはじめとする多くの作品が7日、公開初日を迎え、東京・銀座だけでも6作品の舞台あいさつが行われた。

 三谷幸喜監督(46)の「ザ・マジックアワー」のあいさつは佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里ら9人が登壇。三谷監督は150媒体でプロモーションし「鼻にわさびを詰めたり、プールに落ちたりしました。母から『もういいんじゃないか』と言われました」。深津は「私も鼻にわさびを詰めてでも宣伝したい」と笑わせた。東宝は、興収60億を記録した前作「THE

 有頂天ホテル」を上回る出足と発表した。

 松竹映画「築地魚河岸三代目」(松原信吾監督)の初日あいさつには、大沢たかお(40)田中麗奈(28)らが登場した。14日開幕の上海国際映画祭のコンペ部門に出品され、レッドカーペットを歩く大沢は「日本の良さを伝えてきます。続編も決まっている僕の代表作ですし、末永く愛していただけたらうれしい」。

 「休暇」(門井肇監督)

 夫婦役の小林薫(56)大塚寧々(39)が出席。「薫さんと結婚できて良かった」と話す大塚に対し、小林は笑って「吐き捨てるように言ってくれたね」。

 「ぐるりのこと」(橋口亮輔監督)

 リリー・フランキー(44)木村多江(37)らが登壇。リリーは「幸せなものをたくさんくれた映画です」。橋口監督は「感謝の気持ちでいっぱい」と涙。

 「春よこい」(三枝健起監督)

 工藤夕貴(37)らが劇場前で鏡開きした。親子愛を描いた作品にちなみ、劇場には40席の親子席も設けられた。

 映画「神様のパズル」(三池崇史監督)

 市原隼人(21)谷村美月(17)が出席。劇中で見せた谷村の豊満な胸元が話題になり、市原は「やばかったっす」。

 「ブルー・ブルー・ブルー」(ダン・キャッスル監督)

 テーマ曲「想い思い」を歌うキマグレンがライブイベントを行った。