SMAP中居正広(36)は早くも「原JAPAN」の世界一を宣言した。巨人原辰徳(50)のWBC日本代表監督就任が確実になった27日、芸能界屈指の「原ファン」中居は都内で行われた主演映画「私は貝になりたい」(福沢克雄監督、11月22日公開)の完成披露試写会に出席。原監督の話題に及ぶと「間違いない結果がおのずと出ると思う」と胸をときめかせた。

 中居には巨人の6年ぶり日本シリーズ進出に続く朗報だった。完成会見出席後、この日行われたプロ野球WBC体制検討会議が、原監督に日本代表監督を要請することが伝えられた。中居は「原監督がもし監督になったら」と前置きした上で「間違いない采配、間違いない戦略、間違いない人選をして、間違いない結果がおのずと出ると思います。間違いなくドリームチームができると思います」と、「間違いない」の5連発で大会連覇を確信した。

 星野JAPANにも声援を送り続けたように、野球人気の「低迷」が叫ばれるほど、黙ってはいられない。朗報の直前には、現役監督の就任が難しい局面をにらみながら、引退した清原和博氏(41)の監督就任案を披露していた。「清原選手が監督、桑田(真澄)選手がコーチになれば、メジャーの松井(秀喜)選手だって来るでしょう。監督経験がなくてもあれだけの一流選手だったらやっちゃうでしょう。オーソドックスな試合運びをすればな、と思いますよ」。

 野球ファンの願いを訴えることも忘れなかった。主演映画公開を前に、総移動距離1万7000キロに及ぶ全国キャンペーンを行っている。撮影を含め地方に滞在することが多い1年だったが、宿泊先のほとんどがプロ野球を完全中継するCS放送の設備が整っておらず、民放各局での中継減少が悩みのタネだった。この日、クライマックスシリーズが高視聴率を記録したことを伝えられると「数字がすべてじゃないけど、ペナントレースをもっと民放やってほしい」と要望。日本シリーズについては「西武-巨人は清原選手が導いたみたいですよね。1、2点を争うよりも打撃戦になるんじゃないかな」と予想した。