ジャニーズjr.森本慎太郎(11)主演映画「スノープリンス

 禁じられた恋のメロディ」(12月公開、松岡錠司監督)が「おくりびと」効果で海外からオファーが相次いでいる。10日、都内で行われた製作報告会見で明らかになった。

 小山薫堂氏がアカデミー外国語映画賞「おくりびと」に続いて脚本を担当した新作。さらに、撮影地となった山形・庄内地方や配給の松竹やプロデューサーが「おくりびと」と同じであることから、世界で注目を集めていた。

 公開が12月にもかかわらず、松竹にはすでに米、仏など欧米、アジア17カ国からオファーがきているという。今月開催されるカンヌ映画祭でのフィルムマーケットにも出品されることから、さらに注目度が高まりそう。国内でも松竹が正月映画として、約250スクリーンでの大規模公開を予定している。

 1万人の中からオーディションで抜てきされた森本は、映画初出演で初主演。いきなりの世界デビューになるが「世界の人たちに見られるなんて、自分まで緊張してきそう。ビクビクしています」。兄のHey!Say!JUMP森本龍太郎(14)より先にスクリーンデビューを果たすことになるが「お兄ちゃんには『映画デビューするんだって?

 良かったな』って言ってもらえてうれしかった」と笑みを見せた。

 香川照之、檀れい、浅野忠信ら実力派俳優が脇を固める中での堂々の主演。檀は「子役と動物には勝てないと言いますが、まさにその通り。純粋でまっすぐな気持ちにやられっぱなしでした」とお手上げ状態。松岡監督も「目つきも積極性もどんどん変わっていった。大変な撮影でしたが『ボク、一発で決めますから』と軽くほざいていましたよ」と著しい成長に目を細めた。