俳優生田斗真(24)が映画「シーサイドモーテル」(来年公開、守屋健太郎監督)に主演することが9日、分かった。岡田ユキオ氏が手掛けたコミック「MOTEL」が原作で、山間部にある「シーサイドモーテル」を舞台に、クセのあるカップルらが訪れた一夜を描いた群像劇。生田は口がうまい化粧品のインチキセールスマンを演じる。守谷監督は生田の起用について「コメディーを演じられる、若く、勢いのある役者だからピッタリだと思った」と説明した。

 映画出演は太宰治原作の「人間失格」に続き2作目。ドラマ「ハチミツとクローバー」では中性的な美大生役を演じるためにスネ毛をそるなど、徹底した役作りを行う。監督も「今までにない軽薄なキャラクターを楽しみながら演じてくれています。衣装合わせでは主人公になりきっていて、数日前まで太宰作品を演じていたとは思えない急変ぶりでした」と舌を巻いた。

 主人公と「シーサイド-」の一室に入るヒロインのコールガール役は麻生久美子(31)。映画は8月末に撮影開始。生田は「豪華なメンバーと作品をともにできることを楽しみながら演じていきたいです。監督から『好きに遊んでください』と言われました。本気で遊びます」と話した。