TBS系連続ドラマで最終回の平均視聴率が25・3%(関東地区、関西地区は18・3%、ビデオリサーチ調べ)の高視聴率をマークした「JIN-仁-」が映画化されることが28日、明らかになった。今年夏にクランクインして、来年公開される予定だ。

 昨年10月期に放送された同ドラマは全11話で平均19・0%の視聴率をマーク。最終回の視聴率は、昨年の民放ドラマでは最高の瞬間最高視聴率は29・8%を記録した。TBSには放送終了直後から、映画化を要望する声が殺到、調整に当たっていた。

 主演はドラマと同じく大沢たかお(41)。中谷美紀(34)綾瀬はるか(24)内野聖陽(41)などの豪華キャストも同じままだ。現代から江戸時代末期にタイムスリップした大沢演じる外科医・南方仁が、満足な医療器具のない中で、孤独と戦いながら人々の命を救っていく。その中で、綾瀬演じる旗本の娘・咲、中谷演じる花魁(おいらん)野風、現代に残してきた恋人未来(中谷2役)との恋模様、さらに坂本龍馬、勝海舟ら歴史上の英雄との交流を描く。

 昨年12月20日放送の最終回のラストで、仁が再び転落しそうになったところで終了。再びのタイムスリップを予感させたことで、映画化への布石と見られていた。TBS製作の映画は、今年は12月にSMAP木村拓哉(37)主演の話題の大作「SPACE

 BATTLESHIP

 ヤマト」の公開が控えている。話題作に次ぐ、人気連ドラの映画化で今年末から来年にかけての映画界を席巻する。