NEWSと関ジャニ∞で活動する錦戸亮(25)が映画初出演で主演に抜てきされたことが2日、発表された。今夏公開の「ちょんまげぷりん」(中村義洋監督)で、江戸時代の180年前から現代にタイムスリップし、パティシエになる侍を演じる。

 錦戸演じる侍は、徐々に現代になじんでいくだけに、まげ姿は8パターンも用意されるという。14歳でドラマの時代劇出演の経験はあるが、自分のまげ姿には「みなさんに、似合う、似合うって言われますが…。どれもまだしっくりこない」と照れ笑いする。

 現在、侍の要素を体になじませるため、錦戸は所作のけいこや殺陣の練習を行っている。また、母子のために挑戦したお菓子作りが高じ、パティシエになる役の設定から、約2カ月間にわたり、都内にある調理師専門学校の辻調グループ校エコール辻東京に通学中だ。プリンやショートケーキ、ガトーショコラなどケーキを作るシーンは、吹き替えなしで演じる。

 「料理はもともと好きな方なので、お菓子作りは楽しいですね。ショートケーキで生クリームをスポンジケーキに塗るのが得意になりました」と胸を張る錦戸。中村監督は錦戸について「精悍(せいかん)ですが、甘いところもある不思議な魅力がある。リハーサルをやっていると底力を感じる。殺陣も所作もケーキ作りの先生も、『勘がいい。やっぱりすごいね』と感心していると聞いています」と潜在能力を高く評価。映画初主演でいきなりの大役の錦戸は「カメラがデカッ、と思いました。知らないことだらけですが、精いっぱい頑張ります」と気を引き締めている。6日にクランクインを迎える。