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ダ・ヴィンチ・コード会見1000万円警備
世界的ベストセラーの映画化で、今年最大の話題作といわれる「ダ・ヴィンチ・コード」(5月20日公開)の主演俳優、トム・ハンクス(49)とジャン・レノ(57)の来日会見が6日、都内で行われた。
2大スターの会見と特別ダイジェスト版上映のため、会場は厳戒態勢が敷かれた。特に本編はまだ編集中で、世界初披露のダイジェスト版のネット流出を警戒。上映時はカメラ、パソコンの持ち込みを禁止。携帯電話ははさみを入れないと開けられないビニールにパッキングされた。警備に約1000万円費やした。
物語は、大学教授(ハンクス)と暗号解読官の女性(オドレイ・トトゥ)がパリなどを舞台に、レオナルド・ダビンチの絵画に隠されたキリスト教の闇の歴史を探るミステリー。約30分間のダイジェスト版では、ルーブル美術館で館長が暗殺者の凶弾に倒れる冒頭シーンから始まり、ハンクスとトトゥの車が、警察の追跡から逃れようとパリの街で巻き起こすカーチェイスなど、息詰まるシーンの数々が披露された。
厳重な警備とは対照的に会見は終始和やかムード。ハンクスは「(レノが出演した)人を殺しちゃう『レオン』を見ていたから、僕を撃たないでと約束してもらった」「ルーブル美術館は広いからローラースケートを持っていった」と冗談を連発。一方、初共演の年上のレノに「簡単に演じているように見せる偉大な才能の持ち主。人間としても尊敬する」と持ち上げられると、立ち上がって深々と頭を下げるなど、何度も会場を和ませた。
[2006年4月7日7時51分 紙面から]
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