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カンヌで“うどんパーティー”新作PR

 讃岐うどんを題材にした映画「UDON」(本広克行監督、8月26日公開)の世界公開を目指すPRとして、カンヌ国際映画祭(5月17日開幕)に集まる映画関係者を招いた“うどんパーティー”が開かれることが20日、分かった。当日は主要キャストらも出席し、ダイジェスト版を上映した上、参加者に出来たてのうどんを振る舞う。まずはうどんそのものの魅力を世界に知ってもらい、作品への興味を高めようというユニークな戦略だ。

 フランスのカンヌに、讃岐うどんをすする音が響く。香川県のローカル食を前面に押し出す異色の“UDONパーティー”は、同映画祭期間中の5月20日に開かれる。同映画祭には、自国で公開する映画を求めて世界中から配給関係者が集まる。当日はできる限りの関係者を集め、その魅力を味覚からアピールする。香川から招いた職人が、小麦粉からつくりあげる過程を披露するデモンストレーションのプランもある。異色のパーティーとして話題が集中するのは確実だ。仕掛け人は、同作プロデューサーのフジテレビ亀山千広映画事業局長。「踊る大捜査線」シリーズで、映画のイベント化を成功させた実績の持ち主だ。「UDON」は、健康食ブームが今なお続く米国をメーンターゲットに世界公開を視野に入れている。

 言葉や映像で作品の魅力を伝えることは大前提だが「なぜ私たちが讃岐うどんを題材に映画をつくったのか。まずは食べてみることで何かを感じてほしい」と「舌」から理解を求めていく。既に映画の企画を聞きつけて興味を示している配給会社もあり、試食会で交渉に弾みをつけたいようだ。

 映画は現在、香川県内で撮影中。この日も丸亀市内に映画のために建てたうどん店付きの製めん所で撮影が行われた。亀山氏とのコンビで「踊る大捜査線」シリーズを大ヒットさせた本広監督は同市出身で、のどかな田園風景に囲まれながら撮影を進めている。「自分の力のすべてをぶち込んで、全く見たことのない映画をつくります。完成させて世界に羽ばたいていきたい」と意気込んでいる。

[2006年4月21日6時41分 紙面から]

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