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V6岡田「ゲド戦記」韓国で異例字幕公開

 スタジオジブリの新作アニメ映画「ゲド戦記」(宮崎吾朗監督、29日公開)の字幕版が、韓国で公開されることが6日、分かった。外国アニメ映画は、吹き替え版上映が常識の韓国では異例のこと。主人公の声を担当したV6岡田准一(25)の人気が高く、声をそのまま聞いてもらおうと配給会社が決断した。この日、都内で行われた完成会見で、吾朗監督(39)の父親、宮崎駿監督(65)が作品に合格点を与えたことも明かされた。

 「ゲド戦記」は8月10日から韓国公開されるが、配給する大元C&Aは「字幕版の上映をしたい」とスタジオジブリに伝えてきた。韓国ではアニメ映画は吹き替え版での上映がほとんど。日本人声優の声がそのまま劇場で流れるのは異例のことだ。ジブリ関係者も当初は驚いたが「岡田さんの非常に高い人気にあやかってヒットさせたい」という説明を受けて快諾した。吹き替え版上映との比率は今後、検討していく。

 岡田は韓国で高い人気を獲得している。02年にV6のメンバーとして韓国最大規模の音楽祭に日本人歌手として初めて参加。04年にはV6が韓国文化貢献交流賞を受賞、同年にCDも正式発売した。昨年も日韓友情年記念公演のステージに立った。

 アイドルとして人気を集める一方、俳優としても高い評価を得ている。主演映画「東京タワー」が昨年韓国で公開。その後も05年「フライ、ダディ、フライ」06年「花よりもなほ」の2本の主演作の公開も決まった。「フライ、-」は、韓国人気俳優イ・ジュンギ(24)を起用したリメーク版も製作され、韓国では8月に公開される。今や最も注目されている日本人俳優といってもいい。岡田は今回のアフレコについて「声だけを吹き込むということを意識せずに、普段の演技と同じような気持ちで臨みました」と話した。

 ジブリ作品は前作「ハウルの動く城」が04年に韓国175館で公開され、日本映画で史上最高の観客動員数302万人を記録した。ほぼ同規模で「ゲド戦記」を公開するC&Aは「『ハウルの動く城』を超える成績を目指したい」と岡田の訪韓キャンペーンも希望している。

[2006年7月7日8時13分 紙面から]

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