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作家本谷有希子さんの作品映画化

 小説「生きてるだけで、愛。」が、13日発表の第135回芥川賞にノミネートされている作家本谷有希子さん(26)の作品が初めて映画化されることが8日、分かった。04年12月に発表の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で、第18回三島由紀夫賞候補として、文学界で高い評価を受けた話題作。

 舞台は閉塞(へいそく)感に満ちた山村の集落で、現状への不満を弱者への暴力に訴える主人公の女性を佐藤江梨子(24)が演じる。彼女を温かく見守る年の離れた異母兄を永瀬正敏(39)、その妻を永作博美(35)、暴力のはけ口となる妹役に佐津川愛美(17)が決まった。ロケ地には、本谷さんの出身地である石川県の能登半島が選ばれた。撮影は8月から始まり、来夏公開を予定している。

 本谷さんは、00年に「劇団、本谷有希子」を旗揚げ。演出家、劇作家として活躍する一方、雑誌「新潮」「群像」に小説を掲載するなどしている。

[2006年7月9日8時18分 紙面から]

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