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今井美樹が役所広司主演映画でヒロイン

 作詞家秋元康氏(50)の初の長編小説「象の背中」が映画化され、役所広司(51)が主演、今井美樹(43)がヒロインを務めることが9日、分かった。末期がんで余命半年と宣告された48歳会社員が残された人生と向き合う姿を描く。今井は87年「アラカルト・カンパニー」以来、20年ぶりの映画出演となる。今井は出演依頼を昨夏に受けた。デビュー以来、歌手活動と女優業を並行してきたが、92年以降はドラマ出演は2作だけ。音楽活動を中心に置いていた。

 依頼されたのは主人公の妻役。延命処置をとらず人生を全うしようとする夫を支え、すべてを告白したいと愛人の存在まで明かされ、傷つきながらも夫を見守り続ける女性。原作を読み始めると涙が止まらず、読み終えるまで3週間を要した。悩み抜いたが、原作で受けた感動と製作側の粘り強い説得と熱意に心打たれ、出演を決意。製作関係者は「クールに見えて内面に強い意志を持つ女性を演じられる最高の女優。スクリーンでその魅力を存分に発揮してほしい」と話している。

 役所は突然「死」と向き合うことになった男性の戸惑いや苦悩、毅然(きぜん)とした生きざまを演じる。撮影開始から終了まで徐々に減量し 体重を10キロ落とす役作りにも挑む。原作を読んで「死を目前にした男の家族、大切な人々の愛情に何度も涙しました。男の行動が正しかったのかどうかを超え、父、夫、男としての正直な気持ちを丁寧に演じたい」と話している。

 メガホンは井坂聡監督がとる。撮影は7月上旬から開始し、今秋公開。

[2007年4月10日8時5分 紙面から]

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