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ベッカム「GOAL!」第4弾映画出演へ

 【カンヌ24日=松田秀彦】サッカー元イングランド代表デビッド・ベッカム(32)が本格的に映画出演することになりそうだ。第3弾で完結するはずの米英合作サッカー映画「GOAL!」シリーズが、ベッカムの米クラブ移籍を受け、第4弾製作の企画が急浮上していることが分かった。同シリーズを手掛けるプロデューサーのマイク・ジェフリーズ氏(39)が日刊スポーツの取材で明らかにした。

 同シリーズはメキシコのサッカー少年が米ロサンゼルスの地元チームで活躍後、英プレミアリーグ名門ニューカッスルに入団。スペインの強豪レアル・マドリード移籍を経て、メキシコ代表としてW杯出場を果たすまでを描く3部作。ところが、ベッカムが米プロサッカーリーグ、ロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍が決まり、驚きのプランが水面下で進んでいた。「初めて話すが、実は米国で活躍するベッカムと主人公の関係を前面に出す第4弾の構想がある。ロスに戻った主人公がレアル時代の仲間ベッカムと再会して始まる物語だ」。

 ベッカムは第2弾「GOAL!2」(日本公開26日)で試合場面やロッカールームの場面などに登場するが特別出演の扱い。同氏が明かした準主役での出演となると本格的な俳優デビューとなる。ベッカムは引退後の俳優転向は否定、将来はサッカー選手育成に注力すると話している。だが、同シリーズはサッカー選手を目指す少年少女に夢を与えてきた作品でもあり、ベッカムと同氏との信頼関係は厚く、出演の可能性は非常に高い。

 同氏は8月撮影開始の第3弾に出演がうわさされる中田英寿氏(30)についても触れた。中田氏とは数年前から友人で電話やメールで連絡を取り合う仲。「今日も電話で話をした。実は近々会う予定。夕食をとりながら話をするつもり。出演したいと言ってくれればいいね。僕も楽しみ」と話した。

[2007年5月25日8時15分 紙面から]

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