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ロバート・デニーロ13年ぶり監督

 ハリウッド屈指の演技派俳優ロバート・デニーロ(63)が8日、都内で監督・製作・出演した映画「グッド・シェパード」(10月公開)の来日会見を行った。来日は9年ぶり7度目。同映画は、多くの俳優から目標に掲げられる存在のデニーロが「ブロンクス物語/愛につつまれた街」以来13年ぶりに監督を務めた作品。「どれだけ役にぴたりと合う俳優を選ぶことができるかが、映画にとって重要な要素」というデニーロのもとに、アカデミー賞受賞者をはじめ、賞レース常連の演技派が集結した。監督前作では「アマチュア俳優に即興で演技指導することが楽しかった」というが「それぞれの役に正しい俳優を配置することを強く意識した」と演技派がそろった理由を語った。

 作品はCIA草創期を描く骨太人間ドラマ。もともとCIAを描く映画を自分で企画していたが、草創期を題材にした脚本が届き、監督依頼を受けた。監督として長いブランクが空いた理由は「ものすごいエネルギーを費やすものなので、本当に興味があるものでなければやりたくなかった」と話した。

 俳優として、主人公をCIA入りさせる印象的な人物も演じている。役に合わせて肉体改造する「デニーロ・アプローチ」という役づくりを確立した名優はこの日「俳優は要求に応えて、何度でも自分をさらけ出すつらい仕事です」と本音を語った。

[2007年8月9日7時41分 紙面から]

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