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自費販売ゲーム「ひぐらし-」映画化
数十本の自費販売からスタートしたゲームで、シリーズ9作で50万本を販売した「ひぐらしのなく頃に」が映画化されることが12日、分かった。山村を舞台にしたミステリーで、ホラーには定評のある及川中監督がメガホンを取り、14日にクランクインする。公開規模は単館上映からスタートするが、映画会社は「ゲームと同じく、口コミで広がってほしい」と期待している。
ゲーム、アニメ、コミック、小説と、さまざまなメディアで展開してきた「ひぐらし-」。映画はメディア制覇の集大成として製作が決まった。始まりは、5年前に原作者の竜騎士07が作ったゲームを、知人たちに配ったことだった。年に1人ずつ死んだり消えたりするという、死と恐怖の連鎖を描いているが、ミステリーらしくない画風とのミスマッチもあって、一気に人気になった。自費出版ゲームの世界では3000本売れれば大ヒットと言われるが、9作で50万本が売れた。今年2月にはプレイステーション2のソフトにもなり、13万本を販売している。
キャストは前田公輝(16)飛鳥凛(16)松山愛里(17)らが決定している。来年公開予定。
[2007年8月13日7時38分 紙面から]
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