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中井貴一感激!人民大会堂で上映会

 中井貴一(45)製作・主演の日中合作映画「鳳凰 わが愛」が10月15日に北京・人民大会堂でプレミア上映会を行うことが15日、分かった。日本の国会議事堂にあたる同所で日本人が主演した映画が上映されるのは史上初。プロデューサーも務めた中井は製作者を代表して共演者たちと舞台あいさつにも立つ。作品の魅力を中国全土に伝えるため、成都、広州、上海でも上映会と会見などを行う本格的な中国プロモーションも続けて行う。

 中井が初めて映画プロデュースに挑戦した作品が、人民大会堂でお披露目される。人民大会堂は全国人民代表大会などが行われる中国政治の中枢機関。天安門広場に隣接しており、中国を象徴する建物の1つだ。過去に中国映画の上映でさえ数えるほどしか実現していない。日本人俳優が製作・主演した作品が上映されるのは史上初となる。中井は「まずは中国の方々に見てほしい作品でしたから、こんなにうれしいことはありません」と感激している。当日はジヌ・チェヌ監督、共演女優ミャオ・プゥらとともに舞台あいさつに立って作品をアピールする。

 「鳳凰 わが愛」は昨年9月から北京郊外の巨大オープンセットを中心に四川、黒竜江など中国各地で撮影を行った。雄大な自然風景を求め、過酷な状況のロケ地でも撮影を敢行した。中井は俳優として厳しい環境の現場に立つ一方、クランクインに向けてプロデューサーとしての仕事にも奔走した。

 03年中国映画「ヘブン・アンド・アース」の出演をきっかけに、今回の作品に主演することが決まった。前作の経験を最大限に生かす意味合いや周囲の強い勧めもあって、プロデューサー陣に加わることも決意。東京と北京を何度も往復しながら脚本作り、ロケ地や宿泊施設選びなどを中心になって進め、根回しのため都内の中国大使館に足を運ぶこともあった。

 撮影では北京撮影所スタッフらと共同作業を円滑に進めるなど献身的に取り組んだ。中井の情熱に心を動かされた製作関係者の間で「堂々とした形でお披露目しよう」と機運が高まり、人民大会堂上映会を中国政府に申し入れた。中国映画文化に大きく貢献するという判断もあり許可された。

 中井が「アジアと文化を共有していくためにもとても大きなこと」という信念を持って取り組んだ作品が、最高の形で中国の観客たちに届けられる。

[2007年8月16日7時52分 紙面から]

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