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キムタクに釜山映画祭100m赤じゅうたん

 【釜山5日=松田秀彦】木村拓哉(34)が100メートルの赤じゅうたんに感激した。4日開幕した釜山映画祭の特別招待作品部門に選出された主演映画「HERO」が5日夜、同映画祭最大規模の5000人収容の野外劇場で上映された。これまで赤じゅうたんを踏む入場は開幕セレモニーに限った演出だったが同映画祭は初参加の木村を「VIP待遇」で迎えた。大歓声の中、木村は照れくさそうな表情を浮かべながらゆっくり歩いた。赤じゅうたんのセレモニーは04年のカンヌ映画祭でも経験しているが「歩いてみるとすごい道ですよ」と感激を再び実感していた。

 釜山は4月に「HERO」のロケを行い、韓国俳優イ・ビョンホンと初共演を果たした思い出深い場所。半年後、完成した作品を日本では考えにくい大規模野外上映という形で届けた。「僕たちが作ったものを受け取ってくれる温かい気持ちをうれしく思う。(日本との)距離を埋めてくれる熱を感じました」。

 同日昼の会見はアジア各国の取材陣300人が集まった。冒頭、韓国語であいさつして会場を和ませ、音響トラブルで大音量の雑音が響いた時、音に合わせてギター演奏のポーズをとって笑わせた。韓国俳優の印象を「過密なスケジュールでドラマ撮影をしているそうで、肉体的、精神的に強い方たちばかりで尊敬します」。女優については「何であんなにみんなキレイなのかなって思います」。

 宿泊先がロケ中に滞在したホテルと同じで部屋も一緒だった。「(撮影中は)バスタブもベッドにも完全に身を任せる気持ちにはならなかったのですが、誇らしく入ることができました」。「HERO」は日本で大ヒット。韓国でも11月から日本映画過去最大規模で公開する。国外初上映となったこの日、木村は強い手応えを感じながら胸を張って赤じゅうたんを踏みしめていた。

[2007年10月6日7時44分 紙面から]

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