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織田「椿三十郎」でキムタクに勝つ!

完成会見で笑顔を見せる織田裕二(撮影・蔦林史峰)
完成会見で笑顔を見せる織田裕二(撮影・蔦林史峰)

 織田裕二(39)主演の時代劇映画「椿三十郎」が、木村拓哉(35)主演でヒットした時代劇「武士の一分」を超える興行成績を目指す。「椿三十郎」の完成披露会見が22日、都内で行われ、製作総指揮の角川春樹氏(65)が宣言した。昨年正月に公開された「武士の一分」は興収40億円の大ヒット。宣伝戦略も得意とする同氏は「40億円は最低ライン。そこからどれだけ伸ばせるかが勝負」と鼻息を荒くした。

 勝算はある。「映画界の風雲児」と呼ばれ、数多くのヒット作を世に送り出してきた角川氏がほえた。「正月映画は“笑い”の要素が大事。だからこの映画も前作より“笑い”の要素を多く入れた」。

 前作とは、黒沢明監督と三船敏郎さんのコンビによる62年の傑作映画「椿三十郎」。森田芳光監督と織田のコンビで45年ぶりにリメークするにあたり、長年の経験に基づく“ヒットの方程式”を盛り込んだことを明かした。

 仕上がりにも自信を持っている。「織田がいい意味で三船さんを意識し過ぎず、素晴らしい演技を見せている」と絶賛。宣伝戦略も最終段階に入っているが、山田洋次監督と木村のコンビで、時代劇映画として異例の興収40億円のヒットを記録した松竹「武士の一分」の記録塗り替えを目指すという。「武士の一分」も同じ正月作品。公開初日も同じ12月1日と因縁めいている。

 「椿三十郎」は業界トップの東宝が配給する。主演の織田は「踊る大捜査線」シリーズで実写日本映画の興行収入記録を持つトップスター。正月映画主演は「ベストガイ」以来17年ぶりになる。好条件もそろい、角川氏は「40億円はあくまで最低ライン。そこからどれだけ上積みできるか。60億円が1つの目安になる」と手応えを感じている。製作総指揮を務め、今春公開した大作「蒼き狼」は期待外れの成績に終わったこともあり「圧迫感もあって今回はどうしてもヒットさせたい」。今後の同氏の宣伝展開も気になるところだ。

 会見に出席した織田は、興行について触れることはなかったが「今の時代に通じるものを描いている」とリメークの意義を説明。秘話も交えて充実した撮影を振り返った。デビュー20周年を締めくくる記念作。この日行われた完成披露試写会の舞台あいさつでは「40歳を迎える節目で、こういう大作に出合えて幸せです」と感謝を口にした。

[2007年11月23日9時14分 紙面から]

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