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「猟奇的な－」草なぎ＆麗奈でドラマ化
０１年に韓国で大ヒットした映画「猟奇的な彼女」が来春、草なぎ剛（３３）田中麗奈（２７）のコンビでＴＢＳ系で連続ドラマ化されることが１３日、分かった。奔放で強引な性格のヒロインに振り回される主人公のドタバタ劇と純愛を描く。韓国通の草なぎにとって願ってもない作品。１２月初めから開始した収録では、連続ドラマ本格初出演の田中をリードするなど意欲的に取り組んでいる。
映画「猟奇的な彼女」は０１年、ハリウッド映画を抑え韓国で夏休み６週連続興行ランキング首位を記録した。観客動員数は５００万人で、同国の恋愛映画史上最大のヒット作だ。日本を含むアジア各国でもヒットし、主演のチャ・テヒョン（３１）チョン・ジヒョン（２６）はアジア全域での人気を獲得した。
ＴＢＳは４年越しの交渉でドラマ化権取得。草なぎと田中の初共演コンビを起用し、２時間あまりの映画を連続ドラマ化する異色企画の挑戦を決めた。細かい設定は脚色しているが、気立てのいい男と、喜怒哀楽が激しく強引な性格の女の関係性やエピソードは踏襲。ロマンチックコメディーの要素はより強めていく。
草なぎは深夜番組「チョナン・カン」で韓国エンターテインメント界と交流を深めた韓国通。同映画も「公開時からとても好きな作品でした」。テヒョンと会ったこともあり、縁も感じている。「映画を知らない人も楽しめる作品にしたい」と話している。
田中はデビュー以来、映画を中心に活動しており、連続ドラマのレギュラー出演は初めて。来年デビュー１０周年を迎えることもありドラマ進出を決めた。とはいえ、題材が「映画」というところは田中らしい。「演じる女性がパワフルなので驚きました」と話しており、新境地を切り開く。
放送は来年４月開始だが「１シーンずつ丁寧に撮りたい」という制作側の意向で、収録は早くも１２月初めから開始。関係者によるとドラマ収録の経験豊富な草なぎが田中とコミュニケーションを積極的にとりながらリードしている姿が印象的だという。同映画を製作した韓国映画会社「シンシネ」も制作協力する。
［2007年12月14日9時13分 紙面から］
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