本日も電動自転車によるいくつかの繁華街の遊撃的パトロール活動をしているのだが、19時ごろ「寒い、寒い」とうめきつつ、新宿駅西口に設置された電光表示板を見ると、気温は「7℃」。

14日19時ごろ現在の新宿駅西口の気温は「7℃」。一方、同時刻に江丹別はマイナス16.9℃、波照間は19.5℃だった…
14日19時ごろ現在の新宿駅西口の気温は「7℃」。一方、同時刻に江丹別はマイナス16.9℃、波照間は19.5℃だった…

いや、ちょっと待った。本日の各ニュースで報じているが、放射冷却などにより北海道などではこの日(14日)朝、強烈な冷え込みとなり旭川市・江丹別では午前6時55分に「マイナス29.8℃」を記録し水蒸気が氷の結晶になって輝く「ダイヤモンドダスト」まで見られたというから、よく考えたら、ネオン輝く新宿のど真ん中で「7℃」の気温で「寒い~」とうなっている場合ではない。自身のしょっぱさをつくづく反省した。

というわけで、ちょっと気になって14日19時時点の江丹別の気温を気象庁のサイトで調べてみると、「マイナス16.9℃」。朝に比べれば約13℃高いが、東京で生活していると、ちょっと想像できない超極寒だ。

一方、有人島日本最南端の波照間島(はてるまじま=沖縄県竹富町)の気温をチェックしてみると、同じ19時時点で「19.5℃」という暖かさ。単純計算して、江丹別と波照間島の同時刻の気温差はなんと「36.4℃」だった。

また江丹別が「マイナス29.8℃」を記録したのとほぼ同時刻である、14日午前7時の波照間島の気温は「19.7℃」。この時の気温差を計算すると「49.5℃」。つまり、同じ日本列島で、ほぼ50℃もの違いがあったことになる。

海に囲まれ、南北約3000キロとされる日本の「広さ」をあらためて思い知ったと同時に、久しぶりに波照間島まですっ飛んで行き、過去の人生で個人的に最も心が洗われる時間帯であったと言える「ママチャリによる波照間島1周」(=過去3回達成)をまた猛烈にしたくなってきた。【文化社会部・Hデスク】