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コラム

坂道の火曜日

乃木坂46、櫻坂46、日向坂46などの話題をお届けします。

2020年9月8日12時0分

新内眞衣の転機「サヨナラの意味」20代最後も挑戦

＜乃木坂10年目突入記念連載：新内眞衣（28＝2期生）＞

日刊スポーツでは、今月1日から15日までの平日に、乃木坂46の結成10年目突入記念連載を掲載中です。連載中日となる今日8日は、グループ最年長の新内眞衣（28）が登場。加入8年目に入った2期生が、自身のターニングポイントを振り返り、最年長としての心掛けや、さらなる意欲を明かします。

: 「サヨナラの意味」のミュージックビデオ撮影に臨んだ当時の乃木坂46新内眞衣（左）と生田絵梨花

13年3月に2期生として加入し、8年目に入った。「長いようで、短いようで。でも、卒業して10年20年した後から振り返ったら、あっという間だったな～、と思うんでしょうね」とほほえんだ。

加入当初は選抜入りもできず、アンダーメンバーとしての下積みが続いた。「ハングリー精神を養ったのは、アンダーの時期だったと思います」と明かした。16年の4月には、東北6県をまわるアンダーライブツアーに参加。「6日間分の下着とかTシャツとか持って行って、バス移動で。ライブ後にすぐ次の県に移動するから、みんな寝ていてバスの中めっちゃ静かなんですよ。本当に懐かしいです」と振り返った。

16年3月からニッポン放送「乃木坂46　新内眞衣のオールナイトニッポン0」がスタート。同年11月のシングル「サヨナラの意味」から選抜に定着した。「16年の後半は一番忙しかった記憶があります。前作のアンダーライブと選抜の制作が重なって、舞台もラジオもあって、OLも兼任していたので。『頑張んなきゃいけないことが、一気に来た！』って感じでした。ターニングポイントでしたね」と明かした。

「いろいろ不安定になるくらい大変でしたけど、アンダーの時代があったからこそ、1つ1つの仕事がどれだけチャンスにつながるのかすごく実感していたので、絶対に休みたくないと思っていました。私ができることなんて多くない。歌もダンスも、そんなにうまいわけじゃないですし。でも、休まないことはできるから。なんとか乗り切りましたね」

16年6月に深川麻衣（29）が卒業して以降、4年以上最年長メンバーで活動している。「最年長らしいことは何もしていないですけど」と笑った。メンバーからもファンからも、気軽に年齢についてイジられる「愛され最年長」だ。

「中には『早く辞めろ』って思う方もいらっしゃるかもしれないですけど、『結婚してでもいいから続けてほしい』って言ってくださるファンの方もいて。年齢のことは否定的に思っていませんね。ただ、体形とか肌つやとかは気にしています。音楽番組とかで乃木坂46としてバッと並んだ時に、『この人29歳になる年なの？』って驚かれるくらいには、保とうと思っています。イジられることに甘んじてはいられないので」

明日9日発売のMV（ミュージックビデオ）集「ALL　MV　COLLECTION2～あの時の彼女たち～」で注目の作品も、やはり「サヨナラの意味」だという。「選抜復帰したばかりで、プレーヤーというよりは視聴者の感覚でした。ラジオで流す時に『私も歌っています』と紹介できて、うれしかった覚えがありますね」と笑った。

結成10年目に入ったグループの全体を見て、「この9年で乃木坂を知ってくれている人はすごく増えたと思います。だから、もっともっと、メンバーの個人名を広げていきたいです。1人1人のメンバーが魅力的なので」と力を込める。

自身は「乃木坂46のオールナイトニッポン」（水曜深夜1時）でレギュラーパーソナリティーを務めるなど活躍を続けている。「ラジオからは仕事以外でも本当にいろいろなことを学びました」と感謝するが、まだまだ意欲は尽きない。「映画や、ゴールデンの番組にはソロで出たことがないので、もっと名前を売りたいです」ときっぱり。

「貪欲でいたいですね。長く活動してきて、それでもまだやったことがないことがあるというのは、いい意味でまだ未知数なんだと思うので。こうやってメディアで言っていきたいです。誰かが見てくださるかもしれないので！」

来年1月には29歳になる。「10年目は20代最後になるので、やったことがないことに挑戦したいですね。加入してからずっと同じ髪形なので、髪切ってイメチェンもしたいです！」。乃木坂46の最年長は、まだまだ青春真っただ中だ。【横山慧】